今日も暑いです。
関東は連日、真夏日。でも天気は不安定で、
夕方に激しい夕立があったりもしてます。昨日は、
第61回
富士登山競走の日。天気が崩れたりしなかったのかなぁとか、
この大会前にウェアやシューズを買いにきてくれたお客さんたちは
無事に完走できたのかなぁとか、
いろいろ思いながら一日過ごして
いました。でも、実はなんか違和感があるんです、
このところ。
昨今のランニングブームの流れで、
トレイルランニングが今けっこう
ブームになっています。
このこと自体はとても喜ばしいことだと思います。
でも、普通のランニングと違って、舞台があくまで自然
(特に山)相手で
あることを忘れてはいけないと思います。
昨日の富士登山競走で59歳の
参加者がレース中に意識不明となり、
搬送先の病院でお亡くなりになり
ました。ランニングはあくまで個人スポーツ。参加した以上、
そこでどんな
ことが起こっても自己責任の問題だと思います。ただ、
本当にそれだけで
しょうか。詳しい情報がありませんので、
亡くなられた方がどういう方だった
のかわかりません。でも、このブームを作ってる側というか、
ブームを
あおってる側の責任もあるのではないでしょうか。
もちろんそのあおってる
側にぼくらスポーツメーカーも入ってると思います。最近、
雑誌などでも
トレイルランの特集記事をかなり見かけます。でも、
そのなかでも
富士登山競走についての最近の扱われ方は、少し異常だったと思います。
トレイルランがはやってる→富士登山競走に出よう!と安易に考えて
しまうような雰囲気があるように思います。もちろん富士山は比較的
登山道も整備されていてその標高の割には上りやすい山ではあると
思います。でも、とはいえ、
日本一高い山ですし、
高山病の危険も
あります。
あまりこういうことには触れられずに、山頂コース
4時間30分という厳しい制限時間をいかにクリアするかのような内容の
特集ばかり。元来、この制限時間は、
このぐらいで完走できるランナー
じゃないと体調的にも危険ですよ、
という意味合いも含まれていた
はずです。でも、実際には、完走はできない、
もしくは完走する
気はまったくないのに、
エントリーしているランナーも少なくないのではない
でしょうか。完走だけがレースの意義ではないと思いますが、
あくまで、
富士登山競走はホノルルマラソンや東京マラソンのようなお祭り的な意味を
持ち合わせるような大会ではないと僕は思います。実は、
昨日もうちの
エースランナーSと
『なんだか最近の富士登山競走の盛り上がり方って、
ちがうと思うんだよねー』って話をしていたばかりなんです。
そんな話を
していた矢先に、訃報が届き、
とても残念な気持ちになりました。
今大会の参加者は、
過去最高の3700名。多分、このままあと何年かは
増え続けるでしょう。今大会で死者がでてしまったことで、
ぼくらのような、
情報を発信する側の人間も、
今一度考えなければならないことがたくさん
あると思います。今以上にきちんと、
ものごとのメリットだけでなくデメリットも
すべてを正確に伝えていこうと改めて思いました。